初体験!格安航空

ヨーロッパを個人旅行で周遊した数年前のこと。
貧乏旅行だったわたしは、イタリアのフィレンツェからチェコのプラハまでの移動に、格安航空機を利用することにしました。

その頃はまだ、身近な人で格安航空機を利用している人がいなかったので、格安航空機がいったいどんなものなのか、安全性は大丈夫なのか、正直不安があったものの、価格のあまりの安さと好奇心で決めたのでした。

とはいえ、英語すらわからない私にはそこから判らない事だらけの連続でした。

まずはチケット予約。
英語の画面に悪戦苦闘しながら、なんとか予約。
正直空港で搭乗手続きが終わるまでは、ちゃんと予約出来ているのかすら不安でした。

そしていざ空港へ。
はじめて訪れた空港は、イタリア語とイタリアなまりの英語のアナウンスのみ。
正直何を言っているのかよくわかりませんでした。
私はとにかく何事も無く無事に飛行機に乗れることだけを祈り、その甲斐あってか
搭乗手続きは特に何事も無く無事終わり、余裕を持って出発ロビーに到着しました。

小さなモニターの前のベンチをゲットし、自分が乗る予定の飛行機も掲示されていて、とりあえず一安心。
出発ロビーの真横には滑走路が広がり、これから私が乗る予定の飛行機も見えていたので、その時は問題なく出発するものだと信じきっていました。

けれど予定の時刻が近づいても、モニターでは搭乗手続き開始の文字に切り変わらない。
でも、まあここはイタリア。遅延なんて、きっと当たり前。しばらくはそんな気持ちで待っていられました。

ですが、予定時刻から一時間が経過。
周りにいた人々の飛行機はどんどん出発していくものの、自分の飛行機に関してはアナウンスも無く、段々不安が募ってきました。

そこから更に時間が経過した頃、あのイタリア語アナウンスが流れました。
どうやら私の乗る予定の飛行機について何か言っています。
英語すらよくわかっていない私は、一言一句聞き逃すまいと必死に耳を澄ましました。
どうやら、飛行機はまだまだ遅れる様子。そして遅延したお詫びに、食事と飲み物が無料で提供されるからレストランへ行けとのことでした。
ただ、本当に自分の耳が間違っていないか、もし間違っていて、出発ロビーを離れている間に、飛行機が出発してしまったらどうしようという、不安でしばらく周りの様子を伺っていました。同じく長時間待っていた同じ飛行機に乗るであろう人たちが、ぞろぞろと動き出したので、私も混ざってレストランへ。気が気じゃないままに、遅いランチを頂きました。

結局、登場予定時刻から待つこと3時間後、ようやく搭乗開始のアナウンスがありました。
とにかく無事に飛行機が出発することがわかって一安心。
プラハに到着するまで、安全性うんぬんは、もう頭から飛んで行っていました。

そんなこんなで、初めての格安航空機体験は、とても印象深いものになりました。
安いだけあるな~というのが正直な感想ですが、ああいう出来事も今では旅の良い想い出となっています。